金の歴史

金・プラチナの豆知識

ダイヤモンドの豆知識

金の歴史

金は有史以前から貴重な金属として知られていた。貴金属の一種である金は、そのままの形で自然界 に存在しているため、精錬が必要な鉄などよりも早く人類が発見できた。

金は紀元前3000年代に使われ始めた。最古の金属貨幣は紀元前7 - 6世紀にリディアでつくられたエレ クトロン貨で、天然の金銀合金に動物や人物を打刻している。金は中国で商時代に已に装飾品として使わ れ、春秋戦国時代には貨幣や象嵌材料として使用された。

古代エジプトのヒエログリフでは、紀元前2600年頃から金についての記述が見られる。ミタンニの王トゥ シュラッタが、通常は粒として請求をしている。エジプトとヌビアは、史上でも有数の金産出地域である。 旧約聖書でも、金について多く触れられている。

歴史上の評価を総括するならば、金は最も価値のある金属と考えられてきた。そして多くの通貨制度において その基準とされてきた(金本位制)。また純粋、価値、特権階級の象徴としてもとらえられてきた。

金の採掘は比較的容易であり、1910年からこれまでに、究極可採埋蔵量のうち75 %ほどの金が産出されてき たと考えられている。地質学的に、地球上にある採掘可能な金の埋蔵量は、一辺が20 mの立方体に収まる程度 と考えられている。

初期の科学者達の目指した目標は、水銀など他の物質から金を作り出す錬金術だった。金を生み出すことができ る物質は賢者の石と名付けられ、賢者の石を作ることに多くの努力がなされた。その試みの全ては失敗に終わっ たが、その過程で発見された多くの事象を元にして、今日の化学は成り立っている。現代では、金を始めとする 貴金属原子の合成は、加速器などを用いて、他の元素から核種変換することで可能なことが分かっている。

買取

金・プラチナは、常に変動がある通貨に比べ資産価値が高いことで知られています。通貨は不況や有事に影響され 価値が激しく変化する場合がありますが、金やプラチナは性質が変化することがなく価格が激しく落ち込むことがな いため資産価値があるとされています。特に金は「無国籍通貨」と呼ばれているほどで、1トンの鉱石から採取できる 金の量がわずか3gということもあり、紙幣とは違い人工的に作ることができない希少性が高いものとして認識されています。

近年、継続して価格が高まる傾向にある金やプラチナの買取を専門とする店が急増しています。金やプラチナを使用した 指輪やネックレスなど貴金属アクセサリーを買取る直営店や全国に多店舗展開をしているフランチャイズ店、出張買取サ ービス・宅配買取サービスなどが増加傾向にあり買取の際のスタイルも多様化しています。

アクセサリーの買取の査定の際に重要視されるのは重量で、ピアスが片方だけ、鎖が切れているなどアクセサリーとして は使用できない状態であっても査定価格には影響がないとされているほか、金の仏具や置物、万年筆のペン先、金歯など 金なら買取可能という店もあります。

買取価格は世界中に複数ある取引市場の影響を受けて日々変動していますが、ほとんどの買取店ではその日の相場価格 を提示しているほか、金・プラチナの価格を毎日知ることができるスマートフォンのアプリも登場しています。ブランド品など 流行に左右され価値が変わることがない金やプラチナですが、買取の店舗によっては価格に差がつく場合があります。

通常「重量×1gあたりの単価=買取価格」となりますが、店舗により手数料がかかる、提示している相場価格と買取価格に 差がある、買い取った金を溶かした状態にした場合に少し目減りすることを考慮しあらかじめg数を差し引いて査定する業者 もあることから実質的な買取価格は店により異なってきます。

金やプラチナの種類は、指輪やネックレスなどに「K24」「K18」などの記号を用いて刻印されて判断できるようになっている ため購入した際の保証書や証明書などはなくても問題はありませんが、実際に買取になった場合には古物営業法により官 公庁発行の身分証明書の提示が必要となります。

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