金の性質

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金の性質

原子番号【79】 元素記号【 Au】比重【19.3】融点【約1064℃】 沸点【2856℃】

展性・延性に優れ、最も薄くのばすことができる金属であり、1 gあれば数平方メートルまでの ばすことができ、長さでは3000 mまで伸ばすことができる。平面状に伸ばしたものを「金箔」 (きんぱく)、糸状に伸ばしたものを「金糸」(きんし)と呼ぶ。豪華な衣装を作るために、金糸は 綿や絹など一般的な繊維素材と併用される。

金は他の金属と溶け合いやすいため、混ぜて合金とすることが容易である。これにより他の金属の伸長 性が増し、変化に富んだ色の金属を作ることができる。銅との合金は赤く、鉄は緑、アルミニウム は紫、白金(プラチナ)やパラジウムやニッケルは白、ビスマスと銀が混ざった物では黒味を帯びた色調になる。

自然に存在する金には通常10 %程度の銀が含まれており、20 %を超える物は、エレクトラム、青金 または琥珀金と呼ばれる。さらに銀の量を増やして行くと色は次第に銀白色になり、比重はそれにつ れて下がる。

金は熱伝導、電気伝導ともに優れた性質を持ち、空気では浸食されない。熱、湿気、酸素、その他ほと んどの化学的腐食に対して非常に強い。そのため、貨幣の材料や装飾品として古くから用いられてきた。

金の魅力

金は、銅や鉄などと違い錆びることがなく数千年のレベルで酸化したり腐食する心配がなく、色の名前にも使用されるほ どの光沢のある輝きが魅力とされている金属です。衝撃に強く自在にかたちを変えることができる可鍛性と、圧力をかけ ても破壊されずに薄く引き伸ばすことができる展延性を持つことから、人類は古来より化合物ではない天然の金属として 金を利用してきました。

通貨とは違いインフレにも激しく影響されることがなく世界的に共通した価値を補償されていることから、通貨よりも安全な 資産として利用されるほか、価値のあるアクセサリーや宝飾品としてもあこがれの対象となっています。アクセサリーとし て利用する場合にも手入れがしやすく、アレルギーのもととなることが少ないのも魅力のひとつです。

柔らかい性質を持ち加工しやすいことから、古くなってしまったアクセサリーを溶かして別のかたちに加工できるほか、世界 的に市場があるため手放すときにも買取に出すことで適正な価格で換金できるのも魅力。紙幣のように人工的に増やすこ とができないため希少性が高く、たくさん所有していても税金がかからないことから永続的な価値を持つ資産としての魅力も 備えています。

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